高齢者が普段と変わらない生活を送っているか、離れて暮らす家族が日々の様子を把握することは容易ではない。こうした中、株式会社ダスキン(大久保裕行社長)、株式会社エナジーゲートウェイ(鈴木康郎社長)、東京電力パワーグリッド株式会社(金子禎則社長)の3社は、高齢者宅の電気使用データを活用した「電気で見守りサービス」を共同で企画・開発した。9月15日から、ダスキンが展開する高齢者向け生活支援サービス「ダスキン ライフケア」の東京地域店舗で提供している。

サービスでは、高齢者宅の分電盤に電力センサーを設置し、取得した電力データをAI技術で分析する。冷蔵庫、エアコン、炊飯器、電子レンジ、洗濯機、テレビなど主要な家電の使用状況を推定し、日常生活の変化のサインを捉える。家族は専用アプリ「ienowa(イエノワ)」を通じて、家電ごとの利用状況をほぼリアルタイムで確認できるほか、生活の変化に関する通知や各種アラートを受け取ることができる。
例えば、直近24時間以内に対象家電の利用が確認できなかった場合には、アプリから通知がある。また、見守り対象地域の暑さ指数(WBGT)が28℃を超えているにもかかわらず、エアコンの使用が確認できない場合には、エアコンの利用を促す通知が届く。
さらに、「ダスキン ライフケア」のスタッフによる定期訪問も組み合わせる。希望に応じてスタッフが定期的に訪問または電話で高齢者の様子や生活状況を確認し、電力データだけでは分からない変化についても、対話や観察を通じて家族に伝える。
カメラによる撮影や録音を行わず、身につける機器も使用しないことが特徴だ。電気の使用状況から生活の変化を把握することで、プライバシーに配慮した見守りを行う。緊急通報ブザーなどを身につける必要もないので、高齢者本人の負担やストレスを抑えやすいとしている。
「電気で見守りサービス」の提供エリアは東京地域(見守りの対象となる高齢者が東京都内に在住)。料金は税込みで、最初の3年間は月額3960円、4年目以降は月額1705円。3年間の料金には、サービス利用料月額1705円に加え、センサー本体・取付費用月額2255円(36回分割払い)が含まれる。契約後3年以内に解約した場合は、未経過月数分のセンサー本体・取付費用が必要となる。設置環境によっては、Wi-Fiルーター利用料や追加機器費用などが別途必要になる場合がある。
サービスの詳細や申し込み方法は、ダスキン ライフケアのウェブサイト (https://i.ansinkaigo.jp/landing_page_inquiries/lifecare_duskin/006)または電話(0120-100100、8:00~20:00、年中無休)で確認できる。