クマ撃退スプレー、いざという時に使えるように。距離や風向きにも注意

クマ撃退スプレー

クマに遭遇してしまったときの対策の一つが「クマ撃退スプレー」です。しかし、持っているだけでは、いざという時に適切に使えるとは限りません。国民生活センターは、クマ撃退スプレーについて、事前に使い方を確認し、すぐに取り出せるよう準備しておくことが重要としています。
まず、携行する前に、製品の状態や使い方を確認しましょう。使用期限が切れていないかも確認します。使いかけの製品は、噴射を複数回行えるだけの量が残っていない可能性があるため、原則として使用しないことが勧められています。
スプレーは、クマに遭遇した際にすぐ取り出して噴射できるよう、身に着けておくことが大切です。専用の携帯用ケースがある商品もあります。実際に取り出す動作も確認しておきましょう。ただし、スプレーは刺激物なので、人の多い場所や公共交通機関などでは、誤噴射を防ぐため、かばんの中などにしまっておくようにします。


クマとの距離や風向きを確認

クマとの距離にも注意が必要です。スプレーが届く距離を考え、クマとの間に5~10メートル程度の距離をとって噴射します。クマの顔面、特に目や鼻を狙うことがポイントです。
風向きにも注意が必要で、自分が風下にいる状態(向かい風)で噴射すると、成分が自分にかかってしまう危険があります。
冬など気温が低い時期には、ガス圧が低下してスプレーが届く距離が短くなることがあります。普段から製品の性能を確認しておくことが大切です。また、実際にクマと遭遇した場面を想定し、クマとの距離をイメージしたり、動画を見たりして、操作方法を確認しておきましょう。練習用スプレーなどを使った実射も推奨されています。
なお、クマ撃退スプレーは、クマが目の前にいて回避できない状況で使用するものです。クマを寄せ付けないようにする「忌避剤」とは異なるため、人やテント、荷物などに吹きかけてはいけません。クマ撃退スプレーは、万一の遭遇に備えて使用するもの。いざという時に慌てず使えるよう、日頃から製品の使用方法やスプレーが届く距離などを確認しておきましょう。

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