「フードバンク認証制度」初の認証団体を公表。食品寄附の信頼性向上へ、4団体を認証

 消費者庁は7月28日、4月1日から申請受付を開始した「フードバンク認証制度」で、初めて認証された4団体を公表した。認証されたのは、特定非営利活動法人フードバンク福岡、認定特定非営利活動法人フードバンク関西、認定NPO法人フードバンク山梨、特定非営利活動法人セカンドハーベスト・ジャパン。食品寄附の信頼性向上に向け、食品の受入れや保管、提供などについて定められた基準を満たしたフードバンクを認証する制度で、食品寄附の促進につなげる狙いがある。


 認証は、2024年12月に策定された「食品寄附ガイドライン~食品寄附の信頼性向上に向けて~(第一版)」を踏まえて行われる。ガイドラインでは、食品の品質・衛生管理や情報管理、事故対応への備えなど、食品寄附の信頼性向上に向け関係者が取り組むべき事項を示している。
 2026年3月には「フードバンク認証制度審査基準」が策定された。審査では、書面確認に加え、現地確認も実施する。現地確認では、受け取った食品について、包装の破損など食品の品質や安全性に影響を及ぼす状態がないことを確認しているか、食品を適切に保管できる専用スペースが確保されているかなどを審査する。また、食品を床置きしていないか、食品に混入するおそれのある薬品や廃棄物などが分けて保管されているかなど、食品の安全管理体制についても審査する。
 なお、認証の有効期間は、認証証の交付日から3年間。継続して認証を受ける場合は更新申請が必要となる。また、認証後も認証フードバンクに対して年1回、保険加入状況や食品取扱量、事故・苦情の発生状況、設備面や運営体制などについて報告を求め、状況確認を行う。


初めて認証されたフードバンク4団体

※出典:消費者庁「認証フードバンクリスト」。活動開始は、フードバンク活動の開始年

◆特定非営利活動法人フードバンク福岡
活動開始:2016年4月
主な取扱品:加工食品(常温)、加工食品(冷蔵)、加工食品(冷凍)、米、水産物、畜産 物、農産物(キャベツ、ジャガイモ、トマト、バナナ)など
特に求めている品目:食品一般(レトルト食品・缶詰め等)・菓子。食品であれば基本対応

◆認定特定非営利活動法人フードバンク関西
活動開始:2003年4月
主な取扱品:加工食品(常温)、加工食品(冷蔵)、加工食品(冷凍)、農産物(米、野 菜・果物)など
特に求めている品目:米、おかずになる常温加工品、たんぱく源になるもの

◆認定NPO法人フードバンク山梨
活動開始:2008年10月
主な取扱品:米(白米、玄米、籾)、常温食品、冷凍食品、冷蔵食品、防災品など
特に求めている品目:冷凍食品(業務用可)、加工食品(常温)、米

◆特定非営利活動法人セカンドハーベスト・ジャパン
活動開始:2000年1月
主な取扱品:加工食品(常温)、加工食品(冷蔵)、加工食品(冷凍)、農産物
特に求めている品目:主食やおかずなど食事に直結するもの。調理済ですぐに食べられる加工食品 ・食事として栄養バランス向上に資するもの。個人(世帯)でそのまま受取・利用しやすいもの。


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