
食品パッケージの裏面に、小さく「開封後はお早めにお召し上がりください」と書かれていることがあります。「お早めに」とは、どのくらいの期間なのでしょうか。
「お早めに」の意味を考える前に、まず「消費期限」と「賞味期限」の違いを確認しましょう。
消費期限は、表示された保存方法を守り、未開封の状態で保存した場合に、安全に食べられる期限です。傷みやすい食品に表示されます。一方、賞味期限は、同じ条件で保存した場合に、おいしく食べられる期限です。比較的、品質が劣化しにくい食品に表示されます。
どちらも、未開封の状態を前提とした期限です。期限がまだ先であっても、開封すると期限まで安全に食べられるとは限りません。
食品は、開封すると空気に触れたり、雑菌が入り込んだりすることで、品質が変化しやすくなります。東京都保健医療局も、密封包装された食品は、開封後に品質が急速に悪化することがあるため、なるべく早く食べるよう呼びかけています。
消費者庁の「食品表示Q&A」では、外装を開封すると密封状態が保てなくなり、表示された期限まで品質を保持することが難しい食品について、「開封後はお早めにお召し上がりください」といった情報を提供することが望ましいとしています。
では、開封後は何日以内に食べればよいのでしょうか。一律に「開封後3日以内」などと決めることはできません。食品の水分量や原材料、製造方法、保存温度、容器などによって、品質の変化や微生物が増殖するリスクが異なるためです。
目安となる期間は食品によって異なります。食品メーカーの中には、自社のウェブサイトで、商品ごとに開封後の食べ切るまでの目安を案内しているところもあります。調べるときは、期間だけでなく、保存方法も確認しましょう。保存状態によっては、目安の期間内でも品質が悪化することがあります。
さまざまな食品に記載されている「お早めに」という言葉。すべての食品に共通する日数を示したものではないことを念頭に、開封する前に、開封後の保存方法や食べ切るまでの目安を確認しておきましょう。食品をおいしく安全に食べることに加え、無駄なく食べきることができ、食品ロスの削減にもつながります。
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