自転車事故299件、巻き込みや整備不良が要因

10代の事故目立つ

 製品評価技術基盤機構(NITE)は4月23日、自転車事故の防止に向け、乗車前の点検徹底を呼びかけた。通勤・通学やレジャーでの利用機会の増加が見込まれる中で、改めて注意喚起した。

 NITEによると、2021年から2025年までの5年間に報告された自転車の製品事故は299件に上り、このうち約8割が重傷事故だった。日常的な乗り物でありながら、重大事故につながるケースが少なくない。年代別では10歳代が最多で、通学などで利用する機会が多い層で事故が目立った。
 製品の不具合や整備不良による事故のほか、傘や買い物袋の巻き込みなど使用状況に起因する事故も多く報告されている。実際には、リコール対象車に乗車中、走行中にハンドルがロックした事例のほか、変形した泥除けや傘、買い物袋などが車輪に巻き込まれて前輪が急停止し、転倒するケースが多く報告されている。
 また、2026年3月に実施したアンケートでも、ブレーキの効きが悪く危険を感じたとの回答や、異物の巻き込みによるヒヤリハットが目立った。


 NITEは、事故防止のため、乗車前に①車輪への巻き込みのおそれがないか②ブレーキの効き具合③チェーンの状態④車輪やハンドル、ペダルの緩みやがたつき―の4点を確認するよう求めている。特に、傘や買い物袋をハンドルに掛ける行為は巻き込み事故の原因となるため避けるべきだとしている。
 さらに、クイックレリーズ方式(レバーで車輪を固定するタイプ)の自転車では車輪の固定状態の確認が重要であり、リコール情報の確認も含め、日常的な点検が事故防止につながるとしている。

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