検索したロードサービスでトラブルに、国セン
ようやく厳しい寒さを乗り越え、暖かな季節・春が到来する。暖かな気候になると、ドライブしてお出かけする機会も増える。国民生活センターはこのほど、ネットで検索したロードサービスでトラブルが起きているという相談が増えていることから、ネットで検索する前に、まずは契約している損害保険会社や保険代理店などに問い合わせてほしいと注意を呼びかけている。

〈相談事例〉
①走行中にタイヤがパンクしロードサービス業者へ依頼したが、高額だったうえ、交換したタイヤがサイズ違いだった。代金を支払いたくない
ドライブ中にタイヤがパンクし、スマートフォンでロードサービスを検索、一番上位に出たサイトに「基本料金2280円~」と表示されていたので、電話で依頼した。到着したロードサービス業者に見積額は約8万円だと言われ、高額だと思ったが、仕方なく依頼し、タイヤを交換してもらった。
ところが、走行中に違和感があったのでガソリンスタンドで点検してもらうと、交換されたタイヤのサイズが合っておらず、費用も高すぎだと言われた。改めてガソリンスタンドでタイヤを交換してもらい、約1万円を支払った。不適切な対応だったので、ロードサービス業者への代金は支払いたくない。(2025年3月、20歳代男性)
②バッテリーが上がって動かなくなり、インターネット検索で見つけた基本料金2980円~というロードサービス業者に依頼したが、高額な請求を受けた
車のバッテリーが上がって動かなくなってしまったため、インターネットで検索し、「基本料金2980円~」と表示があったサイトからロードサービスを申し込んだ。
ロードサービス業者が来訪し、6万6000円と書かれた見積書を渡された。サイト上の記載と違い高額だったため、そのことを伝えると、「キャンセル料は3万5000円だ」と言われた。納得できないと言ったが、キャンセル料はサイトに書いてあると言われ、また車両保険に加入していれば保険会社に請求できると説明されたので、キャンセルせず、作業をしてもらった。
エンジンはかかるようになったが、保険会社に問い合わせをすると、修理工場で作業した場合は保険の対象だが今回のようなケースは対象外になる、また料金が法外過ぎると言われた。ロードサービス業者やサイト業者に電話をかけても呼び出し音はするが誰も出ない。どうしたらいいか。(2025年11月、40歳代女性)
〈消費者へのアドバイス〉
①自動車が故障したら、ネットで検索する前に、まずは契約している損害保険会社や保険代理店に問い合わせる
自動車保険にはロードサービスが付帯していることが多い。相談事例では、修理等を急ぐあまり慌ててインターネットを検索し、ロードサービス業者に依頼しているケースが見受けられるが、後で損害保険会社に連絡しても保険が使えない場合もある。まずは契約中の損害保険会社や保険代理店などに問い合わせること。
トラブルに備えるために、自分が契約している自動車保険やロードサービスがあれば、日ごろから内容をよく確認し、連絡先を控えておくこと。家族も運転する場合には、家族とも共有しておくことが大切。
②サイト等の表示や電話で説明された料金をうのみにしない
インターネット検索結果で上位に出たからといって安易に信用しないようにすること。
また、ロードサービス業者のサイト等に「基本料金××円」「○○作業料、△△円から」などと表示されている場合や、電話で「△△円」と説明された場合でも、自動車の故障等の状況や内容はさまざまなので、必ずしもサイトの表示や説明通りの料金で依頼できるとは限らない。事前に説明のなかった費用などを請求されるケースもある。どのような作業になるのか、状況によってどの程度料金がかかるのかなど、契約内容や料金を事前に必ず確認すること。
なお、現場に来てもらう時は、キャンセル時にキャンセル料が発生するのかなどについても、あらかじめ確認すること。
③請求された金額や作業内容に納得できない場合は、きちんとした説明を求める
事前の説明と異なり、作業後の請求が高額になっていた、修理できていなかったなど、料金や作業内容に納得できない場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いはきっぱり断ること。
④少しでも不安に思ったら、早めに消費生活センター等に相談
消費者ホットライン「188(いやや!)」番は、最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターを案内する全国共通の3桁の電話番号なので覚えておこう。