消費者庁は7月1日、食品表示基準の一部を改正する内閣府令案を公表し、意見募集(パブリックコメント)を開始した。今回の改正案は、10の栄養成分の「下限値・上限値」の改定と、パッケージに書かれる「機能表示・注意事項」の見直しがポイント。
近年は、不足している栄養成分を補う目的で、複数のサプリメントを同時に飲んでいる人は少なくない。その結果、国が定める耐容上限量を超えてしまっているケースがあるという。下限値だけでなく、上限値(亜鉛、マグネシウム等)が現代の食習慣に合わせて見直されるのは、安全性を考えると、重要なこととなっている。今回の改正案は、過剰摂取を防ぐための「ブレーキ」としての役割を強化しており、消費者が誤解しにくいよう「注意事項の文言」の見直しも盛り込まれている。
どれだけ国が表示基準を整えても、消費者がパッケージの裏面を読まなければ意味のは確か。『栄養機能食品』と、国の個別審査を経た『特定保健用食品(トクホ)』、届け出制の『機能性表示食品』の違いが分からない人は依然として多いく、制度を分かりやすく改正すると同時に、消費者自身が『多ければ多いほど体に良いわけではない』という情報を正しく理解し、適切な判断することが求められている。
募集期間は7月30日まで。今回の改正は、我々が毎日口にする食品のパッケージをどう変え、「健康への意識」をどう切り替えるのか、今後の動向と、メーカー各社の対応に注目が集まっている。
次の事項を記載し、次に掲げるいずれかの方法により提出すること。なお、②~⑤については、任意記載の項目となっている。
①意見については、その理由も記載すること。意見が6000字を超える場合、その内容の要旨を添付すること。
②氏名(法人その他の団体にあっては名称・部署名等)
③住所(法人その他の団体にあっては所在地)
④電話番号
⑤メールアドレス
◇インターネットの場合‥電子政府の総合窓口(「e-Gov」https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=235080088&Mode=0)の意見提出フォームから提出すること。
◇郵送の場合‥〒100-8958 東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎第4号館6階 消費者庁食品表示課 意見募集担当宛て。封筒表面に「食品表示基準の一部を改正する内閣府令(案)について」と朱書すること。
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